社有林
「青葉なんぶの森」
青葉なんぶの森
青葉緑化工業は、青森県三戸郡南部町に約40ヘクタールの社有林「青葉なんぶの森」を所有しています。
この森は、東北新幹線の二戸〜八戸間にある三戸トンネル上部の丘陵地に位置し、ほぼ平坦な地形に高密度で作業道が整備されています。

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現在、国内では森林の多面的な公益機能を持続的に発揮しながら、森林資源の循環利用を推進する取り組みが進んでいます。
当社も、「価値のある木材の生産」と「多様な自然環境の保護」のバランスを重視し、長期的なビジョンで森づくりに取り組んでいます。
また、社員一人一人が森を育てることの大切さや鉄道林の持続的な管理に必要な技術を学び、「人」を育てる場としても活用していきます。

特徴
1.スギとアカマツを主体とした長期伐施業による優良材生産と有用広葉樹の大径材生産に取り組んでいる森です。
2.スギ・ヒノキ・サワラの人工林が約50%、アカマツ林が約25%、広葉樹林が約25%で、樹種・林齢構成とも多様な森づくりを行っています。※下図参照
3.アカマツ林の大半は天然更新により育てられています。
4.一番古い林分は、スギの約120年生です。
5.約140m/haという高い路網密度で作業道が整備されています。

管理目標
持続可能な森林管理
(1)地域との協力体制づくりに取り組んでいく。
(2)長期的な森林経営の柔軟性と公益機能の発揮に配慮し、森林資源の循環利用を行いながら、樹種・林齢構成とも多様な森づくりに取り組んでいく。
(3)これまでの森の育て方を学び、スギ・アカマツの長伐期施業による優良材生産と、有用広葉樹の大径材生産を基本とする管理に取り組んでいく。
(4)より安全で効率が良い作業方法の研究に取り組んでいく。
(5)次の世代の森林管理を担う人材の育成に取り組んでいく。
(6)森づくりから得られる技術や知見を鉄道林の保守管理にも活かしていく。
「人」を育てる場としての活用
(1)社員一人一人が森を管理する意義や技術を学ぶ場として活用
⇒社内研修の開催や試験的施業の実施・観察を行う演習林など
(2)社員自らも作業を体験し、安全への意識を高める場として活用
⇒チェーンソーを使用した伐倒訓練会の実施など
(3)社員や社員の家族などを対象とした森林環境教育の場として活用
⇒地域と協力した取り組みも検討していく
(4)地域との交流の場として活用
はじめての植樹式
2016年10月13日、14日に社有林 青葉なんぶの森にて「はじめての植樹式」を開催しました。
式典の様子
典には、森林をお譲り頂いた田中林業代表の田中裕氏、青森県森林組合連合会の代表理事専務、八戸市森林組合の代表理事組合長をはじめとしたご来賓の方々もご参加頂きました。
初日は時折小雨が降り肌寒く感じましたが、苗木や土にも適当な水分があって植栽に適した天候でした。
すくすく元気に育つようにと一本一本に気持ちを込めて、約1,500本の苗木を植栽しました。

主催者挨拶

ご来賓挨拶

ご来賓と主催者による
オオヤマザクラの
記念植樹

仙台チーム代表の記念植樹

盛岡チーム代表の記念植樹

参加者全員の記念撮影
植樹準備
この日を迎える準備として「地ごしらえ」という作業をしました。
社員みんなで力を合わせて、雑草の刈払いや伐採した木の枝葉などの片づけを行いました。

人力による枝葉などの片づけ

破砕機を使用した
林道へのチップ敷き

間伐材で手作りした
記念標柱
植樹競技会の様子
約1,500本の植樹作業は本社,技術部,仙台,盛岡,秋田,新潟,長野営業所が3チームに分かれて競技会方式で行いました。
それぞれのチームリーダーを中心に植栽の方針を決め、作業の正確さやスピード、安全管理、チーム力を競う真剣勝負です。
厳正な審査の結果、奨励賞は仙台チームの手に。スタート時の息の合った大きな掛け声が印象的でした♪
今後も各エリアの担当部署が適切な管理を継続して、大きな木に育つように愛情を込めて育てていきます!

秋田・新潟・長野チーム
の植樹作業の様子

盛岡チームの
植樹作業の様子

各エリアに定点観測地点の目印として
スギ丸太による標柱を設置しました
ドローンによるはじめての撮影
植樹作業中は、試験的に導入しているドローンではじめての撮影!
植樹作業の様子や、なかなか見ることのできない上空120mからの景色を空から撮影しました。

植樹作業の様子

上空120mからの景色

上空から見た植樹エリア