秋田県山本郡三種町の鹿渡駅と森岳駅の間にある鹿渡6号林で植樹式が開催され、約900名の参加者により、約8,000本の苗木が植栽されました。

鹿渡6号林は、「ふぶき防止林」として設置された3.2haの鉄道林です。

樹種の選定について国立研究開発法人森林総合研究所の正木隆博士にご指導いただき、この土地に適した15種類（クリ、ミズナラ、ヤマモミジ、アジサイ等）の樹種を植栽しています。

また、正木隆博士より「ミズナラという木は、500～800年という長い生涯でドングリ約50万個を落とすが、大きな木に育つ確率はそのうち1本くらい。その大半は種から今日植える苗木くらいまで育つことなく枯れてしまう。今日、苗木を植えることはその厳しい自然競争に人が少しだけ力を貸してあげることになります。そんな思いで1本1本心を込めて植えて下さい。」と木を植える意味を説明していただきました。

地元の小学生にもたくさん参加してもらい、慣れない手付きながら一生懸命植樹していただき、植樹式を無事終えることが出来ました。